ラビラビラビット

独り言と創作物紹介

地球の下剋上説。

今日とて暑い。

ただただ暑いのを我慢するのは癪なので、どうせならなにか考えてみよう。

地球温暖化には様々な説が提唱されているが、私は今回全く根拠のない「地球の下剋上説」を唱えていこうと思う。

まごうことなき詭弁だ。

 

まず太陽の起源だが、遡ること約50億年前に宇宙空間を漂っていたチリやガスが集まったことによる核融合反応から自ら光を放つ恒星「太陽」になったと言われている。

そして、その時その周りに存在したガスが冷えてかたまり、小惑星になっていった。

小惑星が引力で惹かれあって合体や衝突を繰り返すうちに、地球やその他の惑星が誕生したというのが現在提唱されている太陽系の起源だ。

 

つまり、人間社会に当てはめると太陽は権力者で、その周りを公転している地球やその他惑星は庶民ということになる。

ついでに言うと、月は地球の下僕と言う捉え方もできる。

太陽に近いほど、表面温度は高くなるはずだが一番近い水星よりも金星の方が遥かに表面温度が高いのは、水星が選び抜かれたエリート集団だったからだろう。

 

つまり太陽は王様、水星は王様を裏で操る宰相のような存在で、貴族とか官僚的な立場にいるのが金星ということだ。

火星以降の惑星たちはどれもマイナス温度なので、自我がないと勝手に仮定する。

つまり、地球は自我を持つ惑星の最下層の地位にいると勝手に想定するということだ。

 

そして、長年生物をその体内で飼育してきた地球は思う。

生命たちは常に優勝劣敗でありながら盛者必衰。

弱ければ滅びるが強くても滅びる。

 

いつの時代も適者生存。

時の流れや環境の変化に適応したものだけが生き残る。

 

そして、人間が誕生し科学が発達したことにより、地球は自らが秘めた可能性に気づく。

そう、まだまだ己には進化の余地があるということに。

温室効果ガスによって金星の表面温度が高いように、地球の表面温度が上がれば今の序列を覆せるかもしれない。

よく、いろんなアニメや漫画でたくさんの生命を生贄に巨大な力を生み出す描写が描かれているが、地球もそれを実行するべく活動しているのではないか。

長い時間をかけて、愚かな人間に温室効果ガスを生み出させ続ける。

そうして温室効果ガスによる力を蓄えて、永久凍土を融解しメタンの放出が促され

地球はさらなる温暖化と共に次のフェーズへと進化を遂げる。

要はスーパーサイヤ人になるということだ。

地球は太陽のように自らが莫大な力を持つことを夢見ているのだ。

つまり、今はその準備段階なのである。

 

という考え方を用いてもこの夏の熱い気候に耐えられるわけではないのだが。

空想するのは自由なので多少私の人間性を誤解されたとしても構わない。

 

むしろ、人間の活動によって無意味に平均気温が上がっていることの方が私には耐えられないからだ。

今の環境に適応する為にしている様々な工夫は、己の生存というちっぽけなもののためではなく、地球が他の惑星に下剋上するための布石であると、捉えた方が面白い。

夏は暑い、冬は南極の氷が溶け出すせいで寒さが増す。

そんな生命にとっての不都合は、全て母なる地球の進化のため。

そういう厨二病チックな考え方も時には自分を助けるアイデアだ。

 

ストレスなんかない方がいい。

 

物事はなんでも面白おかしく捉えられるものが勝ちなのだ。

そこに事実も真実も必要ない。